Diary
苦手の中に、好きを見つけて
皆さん、冬は好きですか?
私は夜があっという間にやってくるこの季節、実はちょっぴり苦手です。一日中エアコンの音が鳴り響く部屋も居心地が良いものではないけれど、窓を開けるのも腰が重い。どうしてもあれやこれやが億劫に感じる季節です。
かと思えば、一年に数回あるかないかの雪の日は、子供のようにわくわくする自分がいるのも知っています。不思議なものですが、苦手の中にはそんなものが少しずつ散らばっているのだと思います。ただ、どうしたって部屋に入る木漏れ日が消える頃、胸が苦しくなって、愛犬をだっこしては、「ありがとう」なんて、何の前触れもなく言ってみながら心を落ち着かせています。そんな時ほど愛犬ハルはべったりとくっついてきてくれるものだから愛おしくてたまりません。笑
ただこうして文章を書いていると気づくこともありました。冬の夜も好きな時がちゃんとあったのです。澄んだ夜空は私を無条件に上を向かせてくれます。広がる星を一つ一つ見つけるように眺める時間は、駅からの帰り道をあっという間に感じさせてくれて、その日の出来事なんて思い出す隙さえないほどに夢中になれるのだから、あれ。。。やっぱり冬が好きなのかな。
もしかすると、冬の中でも切り取るところを変えてみると、「好き」になり得るのかもしれないです。なんて適当で曖昧な感情だったのでしょう。他にもこんな曖昧さのなかで生きているのだとしたらもう少し、苦手の中の「好き」を見つけられそうな気がしてきます。