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人はなぜ写真を残すのだろう?|151画のPhoto folder

2020.8.8

こんにちは、日用品愛好家の渡辺平日です。このミニ連載では151画(いちごいちえ)のオリジナルプロダクトを紹介しています。

前回はPhoto albumというアイテムを取り上げました。これが実におもしろいアルバムで……はやく地元にいる家族や友人たちに見せてあげたいです。

関東圏を中心に活動するフォトグラファー・チーム〈151画〉。何気ない日常のなかにある、「いいなと思える瞬間」を写真に残しています。

 

家族といえば、どうも今年の夏は実家に帰れそうにありません。こういう状況だし、残念ですが諦めるしかなさそうです。

巷では「オンライン帰省」なるものが流行していると聞きました。なかなかおもしろそうですが、両親は機械に疎いし、僕もビデオ通話が苦手なので、別の方法を考えたいところです。なにか、「まあまあ大変だけどなんとか元気でやってるよ」と伝えられる手段はないものでしょうか。

……そのとき、ふと、いいアイデアが浮かびました。そうだ。あのアイテムで、両親に写真をプレゼントするのはどうだろう。

「あのアイテム」とは151画のPhoto folderのこと。大切な人に写真を贈るために作られた、シンプルで美しいフォルダーです。

開くと長方形に切り抜かれたくぼみが。ここに写真を入れて保管します。

 

素材には極厚のボール紙を採用。その色味もあいまって、どこか石版のようにも見えます。

 

正直なところ、はじめて見たときは「自分のためのアイテムではないな」と感じました。重要なイベントがあるなら別ですが、僕は日常の風景しか撮ってないので、使う機会はなさそうだなと考えたわけです。

ただ、いまのような状況ではどうでしょう。なんでもない「日常の風景」を共有するのって、とっても価値があるように僕は思います。そうと決まれば……。善は急げと言いますし、どれを贈るか選ぶとしましょう。

これは冬に友人とテーマパークに行ったときのやつだ。あのころはこんなことになるとは思わなかったな……。※プライバシーに配慮し、焦点をずらしています

 

あっ、近所の写真とかいいかも……。うーん、迷うな。

 

こういうのが好きだけど、ちょっとハイコンテクストすぎかな?

 

さんざん悩んで、仕事机を写した一枚を贈ることにしました。「ここで頑張っているんだな」と、遠い場所にいる僕へ、想いを馳せてくれたらいいなと考えています。

……それにつけても、写真を手に取りながら思い出をふり返るのって、こんなに素敵なことだったんですね。すっかり忘れていました。また折に触れて現像をお願いしたいです。

一瞬で数百枚分のデータをやりとりできる時代に、人はなぜ写真を残すのか。このフォルダーのおかげで、その理由を思い出せました。



アルバムをみかえしているとき、あることに気がつきました。

これは2月のはじめに友人と遊んだときの一枚です。このあたりを境に、世の中の空気がガラッと変わったと記憶しています(ときおり、まるで違う世界に迷い込んだような気持ちになります)。

こじつけかもですが、この「扉」の写真は、なにかを示唆しているように思えてなりません。

その日以降、僕の写真からは人が消えました。

会うのを控えていたのであたりまえですが、こうやって時系列で見ていくと、「日常」というものがひどく遠いものに感じられます。……受け入れてきたつもりでしたが、だんだんと、悔しさに似た感情が生まれてきました。

ほんとうの気持ちを言うと、僕は日常を諦めたくないです。でも、いまは諦めるしかありません。だから僕は、ささやかな抵抗として、写真を撮り続けようと思います。なんでもない喜びや幸せを確かめるように。


Photo Folder
サイズ:257mm ×190mm
素材 :ボード紙
仕様 :L判〜2L判対応 / 5枚程度まで収納
備考 :シールラベルが1枚付属します

 


 

渡辺平日

日用品愛好家。海の見える小さな町で生まれ育ちました。毎日が平日のつもりで、日夜せっせと文章を書いています。趣味は町歩きと物件探しと民話収集。そういう話題が耳に入ると、反応して振り返ります。主な寄稿先は『LaLa Begin』『北欧、暮らしの道具店』『goodroom journal』など。

思い出に「かたち」があるとすれば、それはきっと。|151画のPhoto album

2020.7.25

みなさんは写真を撮るのは好きですか? 僕はかなり好きで、どこへ行くときもカメラを持ち歩くようにしています。

何気ない瞬間も、写真に残せばずっと忘れられずにいられます。

 

はじめまして。日用品愛好家の渡辺平日です。ふだんは日用雑貨を研究しつつ、それにまつわるエッセーを雑誌やWebメディアに寄稿しています。簡単に言えばライターに近い仕事になるでしょうか。

僕は文章を書くことを生業にしていますが、日記をしたためるのは苦手で……。長く続けている人をみると「すごいな」などと感心してしまいます。

そんな自分にとって写真は、日記のような存在といえそうです。写真を見るだけで、その日の天気や風の匂い、交わした会話、流れていた音楽。そういう物事をすぐに思い出すことができます。

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新型コロナウイルスの感染防止に関する行動について / 5月31日更新

2020.5.31

151画ではお客様とフォトグラファー、そして生活を送られている全ての方の安全・安心を心がけ行動してまいります。つきましては下記内容をご一読いただき、ご撮影に関しまして、ご一緒に安全を守る意識を共有し撮影ができることに注力して参りたいと考えております。

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撮影 NOTE|引っ越し出産 家族の日常

2020.3.12

第2子誕生とお引っ越しを機に2回目の撮影をさせていただきました。この日はお母様もご実家からいらしていて、温かい日差したっぷりの新居で、小さく喜ばしい声とピアノの音とともに穏やかな1日をご一緒させていただきました

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撮影 NOTE|田舎暮らし 家族の日常

2020.3.11

長野県伊那市で町おこしをされていたご家族の撮影をさせていただきました。見渡す限りに広がる大自然の中、季節に合わせその日の暮らしを楽しむ姿がとても素敵です。穏やかに吹く風にのって近所の方がご家族を呼ぶ声が聞こえ、町の人の暖かさも感じられました。この土地での暮らしを楽しまれているご家族の日常はとても輝いて見えます。

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【特別企画】1時間かけて今という一瞬を残す、ガラスの写真

2020.3.8

日常の中で “今って、いいね” と思えるきっかけづくりをしている「151画」と湿板写真家「三枝 直路」とのコラボレーション企画を行いました。湿板写真とは、ガラス板に溶液を用いて像を写す150年以上前の技法です。必ず成功するわけではない繊細な工程のなか、ご参加いただいた皆様と一緒に、湿板写真を通して今という時間について考え、感じ、見つめなおすことができた一日となりました。

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日常写真家が綴る 〜日本の神社〜

2020.3.7

普段、日常写真や七五三・お宮参りを撮影しているフォトグラファーの江守と木島が様々な神社を巡り撮影してきました。日本の古来より伝わる神聖な神社、毎日たくさんの人が通い、ある人は公園のように、ある人はお願いごとに、そんなふうに身近に私たちの生活に佇んでいます。そんな神社の日常を写真家の目線で切りとった美しい風景を綴った写真集のような連載です。一つ一つの神社の個性や風合いを感じながらお楽しみください。

2020年3月更新

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写真家が綴る 〜 大國魂神社 〜 [七五三・お宮参り]

2020.3.4

普段、日常写真や七五三・お宮参りを撮影しているフォトグラファーの木島が春の大國魂神社を撮影してきました。季節の移ろいを感じる中、日常写真家の目線で切りとった神社の美しい風景をお楽しみください。
また、七五三やお宮参りで過ごされる際の神社の様子のご参考にもなりましたら嬉しいです。

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