Diary

優しい気持ち

私には大切な愛犬、そして可愛い可愛い甥っ子・姪っ子がいます。三人(内一匹)で遊んでいる姿はたまらなく愛おしいです。先日、6歳の甥っ子が愛犬ハルの背中を優しく撫でている時こんなことを言いました。

「ハルちゃん、ずっとそばにいるのは、撫でてもらって気持ちがいいのかな。。。ハルちゃんが気持ちいいと、ぼくも気持ちがいい」

それを聞いた私はすぐには彼が言いたかった“ぼくも気持ちがいい”の意味が理解できなかったのです。ただ、ハルの背中やお腹を撫でている彼の表情は目で見てわかるほどいつもより穏やかで照れたような微笑みを浮かべていました。

動物に触れて、その手から動物がどんな気持ちなのかを汲み取り、自分の心にまで影響する。まさに「癒されている」その瞬間なのだと気づきました。小学校に入学したばかりの甥っ子は、「癒される」という言葉も、その言葉の意味も知らないのだと思います。それでも確実にハルとの関わりを通じて、彼なりに感じてきている辛い思いなどが和らぎ、穏やかな気分になっているのです。私は彼の表現に、まさに「癒され」ました。

こんなにも優しい気持ちがあるのだと気づけたことが、私はとても嬉しかったのです。小学生になった甥っ子は、新しい世界に悩むこともあるでしょう。そんな時、またハルとの時間を過ごして欲しい。ハルにとっても甥っ子にとっても、それは必ず優しい世界になるはずです。