Diary
あこがれ
雑貨や家具などを見るのが大好きなわたし。たまたま足を運んだ街で、ふと立ち寄ったお店で、手に取ったものが愛おしく思えて購入する。そんな流れに心地良さを感じていたけれどこのご時世でオンラインショップを手の中で開くことも増えました。休日や眠る前などにスマートフォンを開けば、それはそれは永遠と眺めていられます。
ときめきに欠けるその動作を、以前はほんの少し躊躇っていたけれど、いざ眺めてみると沢山の素敵なものや人の手を知ることができ、また丁寧につくられた世界感は私の心をわくわくさせます。
そんな中で出会ったとある雑貨。部屋に飾りたい!!けど、今の部屋ではなんだか空間が負けてしまいそう。。。そしてちょっとお値段も気になるところ。手が届かなくはないけれど、背伸びはしなければならない。うーん、どうしよう。と悩み続け何度も商品を見直しては画面を閉じを繰り返して一ヶ月以上が経っていました。
思いもよらずふとその雑貨が次に目に入ってきたのは、私が憧れるとある女性のSNSでした。その雑貨をインテリアに取り入れた光景を発信していたのです。それはPRではなくきっと彼女のセンスでお迎えしたのものでしょう。
雑貨を販売していたオンラインショップを改めて開くと、見えたのはsold outの文字でした。
彼女と同じものにときめきを感じていた自分の心が大切に思えたと同時に、うまく言葉にできないけれど彼女が持ち合わせている心の豊かさとはこのことなのかと再認識させられました。
今の時代暮らしを丁寧にという言葉は溢れています。私たち151画も私たちが考える丁寧さというものを体現したいと考えています。丁寧さや心地よさといった言葉と日々向き合ってきた私にとって今回の出来事はちょっぴり複雑な気持ちになったけれど、こういった気づきを「気づき」として落とし込めるようになっていたことは私の心が成長しているとも思えます。無理にポジティブにこじつけたいわけではなく、結局のところこうして文字にして整理していると、この感情に心地よさを感じていて、気づきを与えたくれた憧れの女性に「やっぱりあなたは憧れです」と呟きながらにんまりするのです。