Diary
桜色の道
自転車で通勤するようになって早一ヶ月。(株式会社151画は事務所を移転しました。)みるみるうちに流れ行く景色は春色に染まりました。「心が躍る」まさにそんな季節ですね。先日仕事仲間と、今年初めてのたんぽぽを見つけ、春を感じたばかりだというのに、あっという間に桜が満開となり、今では落ち着いたピンク色が地面を埋め尽くしています。
桜の木が見えない道を走りながら、足元に散らばる花びらを見てはどこからやってきたんだろうと考えて、なんだかわくわくするのです。ご近所さんが、家の脇に雪の様に積もった花びらを、せっせと掃除されていたので「大変ですね」なんて声をかけた私ですが、その人は少し嬉しそな表情に見えました。「また、この季節がきましたね」と返ってきた言葉に、もう何年も何十年もこの場所でこうして春を迎えていたんだと想像すると、季節を感じて時のながれを味わえることは、とても豊かなことなんだと思ったのです。
それと同時に、私はここであと何回春を迎えるんだろうと、この先の未来に思いを馳せることができたことが、とても嬉しかったのでした。