Diary
151画企画の特別写真展 「その子の世界」
151画企画写真展
「その子の世界」
展示期間
2022年2月28日(月)〜3月20日(日)
写真展「その子の世界」へお越しいただき、ありがとうございました。また子ども達や私たちに向けたメッセージもとても嬉しかったです。写真を見てくださる方と、子どもたちについてやその写真について、また企画に関して直接お話しすることができた時間は、本当にかけがえのない時間となりました。これからもこのような企画を行っていきたいと心から感じ、最終日を迎えることができたことが、とても嬉しいです。こちらの記事では写真展の様子を振り返ります。展示風景や子どもたちの姿などを楽しんでいただけますと幸いです。
【はじめに】
写真というものは、人々が見ている視点に感情や想いをのせることができます。それは、たとえ断片的なものであっても、情景を感じ、受け取ることができます。
私たち151画は普段、日常に視点を当てた写真家として活動しています。その中で、のびのびとした自由な視点を持つ子どもたち自らの手で、その世界を写真に収めることができれば、多くの人が情緒溢れる視点で日常を再認識することができるのではないか、と考えるようになりました。その後、小学生であった一花と花恋という二人と出会い、本展示会につながります。
二人にカメラの技術や価値観等を伝え、繰り返し写真を見ながら話し合い、1年半以上の期間、それぞれの日常を撮影し続けてもらいました。私たちは楽しく写真を撮っていきたいということだけではなく、その先にあるものを作品として世の中に伝えるため、プロフェッショナルとして真剣に取り組み、より二人らしい世界を捉えていったのです。
数千枚にもおよぶ二人の写真は、愛おしさそのものです。もっといえば、日常の再認識にとどまらず大人になった私たちに「自由さ・素直さ・無邪気さ」といった、人それぞれが持つかけがえのない感情を起こさせてくれる、そんな存在になりえるのではないでしょうか。
▪︎作家プロフィール
一花(いちか)/ 花恋(かれん)
中学生と小学生の女の子。自分達の近くをかこむ日常に、カメラを通して向き合い、写真を積もり重ねています。
写真屋「monogram(モノグラム)」
〒152-0004
東京都目黒区鷹番2-19-13