Diary
写真家が綴る 〜 鷲宮神社 〜 [七五三・お宮参り]
普段、日常写真や七五三・お宮参りを撮影しているフォトグラファーの江守と木島が武蔵一宮大宮氷川神社を撮影してきました。私たち日常写真家の目線で切りとった神社の美しい風景をお楽しみください。
また、七五三やお宮参りで過ごされる際の神社の様子のご参考にもなりましたら嬉しいです。
鷲宮神社
埼玉県久喜市鷲宮1-6-1
出雲族の草創に係る関東最古といわれる大社であり、境内はとても広く清々しい空気が溢れています。境内社は9社あることでも珍しい神社です。
早朝の鷲宮神社は霧に包まれていてとても神秘的な世界でした。
境内の中で地面にしゃがんで何かしていた女性がいたので、そばに行ってみると散っていた花を丁寧に拾いあつめていました。私も拾ってみるとまだまだ綺麗なまま地面に落ちている様子に名残惜しい気持ちになりました。
霧がかかって遠くがぼんやりしています。
photographer/木島 江守 撮影の様子
少しずつ雲が薄くなってみえてくる、光に照らされる湿った木々が、とても美しいです。
広い境内の中を二人で順繰りと回りました。
木々や鳥居が整って並んでいる姿に引き込まれそうになります。
光が降りそそぐ光景がとても美しかったです。
雨上がりの朝、霧に包まれたしっとりとした清らかな空間はとても特別な時が流れているように感じました。
奥の森にある抜け道の先には、街の人たちの暮らしが見えてきました。
どこかへ迷い込んでしまったかのような場所。安らぎの中に凛とした空気も流れる不思議な場所です。ここはどこよりもの木々が生いしげりほんのわずかな光のみが差し込んでいました。
雨の日や、霧が濃い日は緑の色が深く印象的な写りになります。
本殿は参道の正面に面しておらず横を向いた状態で少し不思議ではありましたが、本殿の奥まで続く境内に自然と足を運ばされたような感覚が心地よかったです。
立派な控所ですね。七五三のシーズンにはこの辺りもさらに賑やかに、子供達の声が聞こえるのでしょうね。
手水舎はなんだか可愛らしい雰囲気ですね。
関東最古の大社である鷲宮神社は歩いているとタイムスリップをしてしまったような気持ちになる神社でした。写真を撮るというひとつの感覚が研ぎ澄まされていくような私たちにとっても考え深い場所となりました。
2019年春 8時頃撮影
霧 / 春の涼しさ
【日常写真家】
江守 勇人 / 木島 夕貴
“ 何気ない一日が、宝物。” をコンセプトとしている日常風景の出張撮影 「151画」のフォトグラファー。プロフェッショナルとして写真や日々というキーワードと向き合い、様々なことに見つめ直しています。