Diary

過去に戻れるとしたら

膝にかけたブランケットとハーブティーで体を温めて、椅子の上で膝を抱えて本を読む。傍にはパートナーとも呼べる愛犬が、私のクッションの上ですやすやとねむっていて、暖色系の間接照明に、ゆったりとした音楽。これは今日今のための演出ではありません。この歳になるまでにゆっくり集めてきた私の「心地よい」が集まってる時間です。
気づけばそれは、いつか夢見ていたような空間でした。言葉だけだとそれはそれは聞こえがよいけれど、実際お家は床が軋む賃貸一軒家で、家具だってリサイクルショップで揃えたものや、数千円のちょっぴりお値段よりよく見える照明を探して使っていたりだするけど、「私にとっての心地良い」はここにあったのです。
もし過去に戻れるとしたら、一つだけやりたいことがあります。今よりもっと自分のことを大切に愛してあげたい。そして今からもっと「私にとっての心地良い」を見つけなさいと伝えたいです。