Diary
家族写真:出張撮影で残す世界で一つの価値ある1枚
家族写真をプロのフォトグラファーに出張撮影してもらったことはありますか?自分たちで撮るのと何が違うのかを想像した時に、浮かぶのは「プロの写真は綺麗」「家族全員が写っている」などではないでしょうか。もちろんそれらもとても大切なポイントなのですが、私たち151画のフォトグラファーは出張という撮影スタイルで家族の写真を残すことはそれ以上の素晴らしい価値を作り出せると考えています。本記事を読んでいただいただくと、151画が考える出張撮影をする本当の意味を知っていただけるのではないかと思います。
01.出張してもらう大きな理由
〈いつもの場所で撮影をする〉
フォトグラファーに出張してもらうということは自分たちの好きな場所で写真を撮ることができるということです。ですが私たちは好きな場所と言っても、ただ行きたい場所や憧れの場所ではなく“いつも過ごす場所”で撮影を行うことがもっとも重要だと考えています。
〈自然体でいられる場所でらしさを残す〉
よく行く近所の公園など、お気に入りの場所にはご家族の様々なストーリーがあります。この間まではできなかった鉄棒が今日は少しできるようになった。滑り台を降りた時、以前は顔が引きつっていたけれど今はパパと一緒ならとても楽しそう。そんな過去と今の記憶が残り、切り取った写真は未来にも繋がっていきます。さらには自宅のように家族が長く時間を過ごした空間では必ず家族らしさが写ります。家具を置いている場所や大切に飾っている写真やグッズ、家の中についたキズなど一つとってもその家族だけのらしさ溢れるもの。家具、食器、おもちゃ、時にはゴミと思えるものですらストーリーになるのです。
〈何気無い日常こそ、宝ものになる。〉
写真を残そうと思いつく時は、どんな時でしょうか。普段と違うシチュエーションの時や何か特別な日は記念に写真を残したくなりますよね。もちろんそれらは大切な思い出。ですが私たちは一見代わり映えのない繰り返しのように見える毎日も、その家族だけのかけがえのない一日なのだと考えています。当たり前のように「ただいま」「おかえり」を繰り返す毎日もかけがえのない一瞬なのではないでしょうか。私たちが考える家族写真は、そんな今の家族の形を残すものなのです。
02.フォトグラファーがいる空間
〈フォトグラファーの存在〉
フォトグラファーが撮影をするためにとる行動があります。ご家族らしい素敵な瞬間は逃すことがないように沢山のシャッターを切ったり、様子を伺ったり、時にはご家族に直接お声をかけさせていただくこともあるでしょう。フォトグラファーの存在から感じる自分たちが撮られているという感覚。それは、いつもの空間がフォトグラファー目線で特別に切り取られていることを想像するワクワクです。
〈普段通り、だけどいつもよりちょっとだけベスト〉
撮影当日、ほとんどのご家族は「本当にこんなに普通すぎる感じで良いのかしら!」と笑いながら不安を伝えてくださいます。とはいえ、撮影前日にはちょっぴりお部屋を片付けて好きなお花を飾ったり、普段着の中でもその時のお気に入りの服を来て当日を楽しみに迎えてくださったのではないかと思います。撮影中はお父さんがソファーに寝転んでテレビを見たり、お母さんがお子さんの爪を切り始めたり、普段の休日そのものだけど作り物ではない “なんだかいつもよりちょっとだけベストな日” を迎える心地よさは家族と過ごす嬉しさをより一層感じることができるはずです。
〈嬉しいとおもう時、それは今を大切だと再認識すること〉
撮影に向けて当日のイメージを膨らませる時にどんなシーンを撮ってほしいのかなどを想像しますよね。例えば、「子供の髪を結わいているシーンを残してほしいな」だったり「ご飯を食べているところを撮ってほしいな」など。その想像は自分が普段どんな時間を大切だと感じているかの答えなのです。撮影時にはフォトグラファーがいることで今より客観的に自分たちを見つめることができ、さらに自分たちの幸せの形を再認識することができるはずです。
03.あなたにあったフォトグラファーに出会うこと
〈フォトグラファーよって大切にしていることは違う〉
一言でフォトグラファーといっても、撮影する被写体は多岐にわたります。報道、スポーツ、広告写真、ファッション、家族など専門分野が細かく分かれています。家族写真を撮るフォトグラファーの中でもスタジオ撮影に特化しているのか、ロケーション撮影に特化しているのかも大切になるでしょう。
それぞれの分野に特化した撮影技術があり、構図、レンズ選び、光の捉え方などは明確に異なるのです。そして私たちが考える家族の出張撮影に関して重要なことは、上記の技術はあるのは前提の上、さらにフォトグラファーのマインドが大切だと考えています。
ご家族と一緒に嬉しいことや悲しいことに共感することができて、その家族だけのかけがえのない時間を残しているということ常に意識できること。ご家族の幸せな時間の共有をフォトグラファー自身が心からの喜びだと、本気で感じることができることができることは写真の質に大きな影響を与えます。
〈綺麗な写真と良い写真の違い〉
素敵な写真を見た時、思わず「綺麗な写真だねー!」なんて口にしてしまうことはありませんか?そんな中で皆さんは「良い写真」に出会ったことはあるでしょうか。
綺麗な写真→明るく鮮やかで美しい、など
良い写真→感動する、心情に触れて心を揺さぶる など
私たちは家族写真を撮る上では「良い写真」を残すことをが大切だと考えてします。そしてそれは100人…いえ、1000人の人に良い写真だと言ってもらえても、必ずしもそれが正解ではないと考えています。その写っているひとつの家族に良いと思っていただくことが私たちにとっての喜びであり、世界に一つの心を揺さぶる家族写真だと考えています。
04.151画が大切にしていること
〈記憶と共に思い出を残すこと〉
私たち151画の目的は「ご家族の日常の中で通り過ぎていく幸せや喜びを思い出に残す」ことです。撮影という時間やプリントされた写真だけにとらわれず家族が今を大切にできることを一番に考え、記憶と共に思い出を残していきたいと心から願っています。そして私たちにとって写真とは、その目的を表現するためのひとつの手段だと考えています。
〈真の家族写真をのこすこと〉
151画は撮影日を迎えるまでにインタビューを行いご家族のことを知ることからスタートします。
話しをすると、家族を知ることができる
家族を知ると、その家族だけの“らしさ”が発見できる
その大切な“らしさ”を写真に写す
そして家族の関係性や今の思いも思い出に残すこと
全ての工程にその家族だけの姿と幸せや喜びが隠れていて、これこそが本当の意味での家族写真だと思うのです。
〈お客様との長期的な関係性を大切にしていること〉
上記でもお伝えしたように、私たちは撮影前後のやりとりを大事にしています。また、お写真をお届けしてからもご家族のことを私たちらしく見守らせていただけることは心からの喜びでもあります。ふとした時に、お母様やお父様からお子様の成長やご家族の嬉しい変化をご報告いただくことがあります。出会ったすべてのかけがえのないご家族の皆様が151画のストーリーに加わること、そしてそのご家族のストーリーに151画が加わるこの関係性は今をより豊かにしてくれると信じています。
04.ご家族の声
01.
「お家で家族と過ごす時間って幸せだな~」
「何気ない日常って,本当に宝物なんだなぁ…」と再確認しました。
当たり前に毎日を過ごしているようでも
全く同じ日なんてもう二度とやって来なくて。
毎日生きていればいい
事も悪い事も等しく必ずあって
心身共に日々バタバタで
ゆとりがない日もあったりして…。
特に子どもが小さい今は
生活することに一生懸命になり過ぎて
大切な何かをよく見失いがちになるけれど
子どもが学校から帰ってきて「おかえりー!」
「さぁ片付けに宿題~!」 そんなシーンも
こうして写真に残すことで
後から見れば大切な1ページになるんですね
02.
おうちに来て頂き、特に気取らず
普段通りに過ごしました。
人見知りの次女ですが
カメラマンさんにもすぐに慣れて
いつも通りの自然体に。
キッチンでクレープ作り♪
いつもの休日。
わいわい楽しい時間…
家での日常の写真は自分で撮れば十分!
と思っていました。
でもありのままの家族写真を撮って頂いて、
何気ない日常がこんなにも幸せで
当たり前だけど、一緒に過ごす
大切な時間なんだ、と実感しました。
これ本当に私たち??と思ってしまうけれど、
実は本当にどれも自然体な写真ばかりでした。
まとめ
真の家族写真を撮影することは今を大切に感じるきっかけになります。 いつも側にあるのに気付きづらい幸せや喜びを再認識することは家族の今を豊かにし、日々の暮らしの中からかけがえのない一瞬を感じとることができるでしょう。
【写真】江守勇人 木島夕貴
江守 勇人 / 木島 夕貴
151画フォトグラファー兼ライターの二人組。プロフェッショナルとして写真や日常というキーワードと日々向き合い、様々なことに見つめ直しています。
日常風景の出張撮影 「151画」
“ 何気ない一日が、宝物。” をコンセプトとし、
通りすぎていく喜びを思い出に残すフォトサービス。