Diary

音と記憶

私はよく、文章を書きます。今もこうやって、「もしかしたら、誰かが読んでくれるのかもしれない。」なんていうふわふわした状態で、デスクに向かって文章を書く、ということをしています。この時間は、私にとって、自分と向き合うとても大切な時間です。

 

 

文章を書く時は、決まって音楽を聴くのですが、必ずと言って良いほど、ピアノの曲です。優しさの中に、小さな華やかさや切なさを感じられるような、穏やかな音を聞くのが好きです。

 

 

音楽というものは、本当に不思議で、写真と同じように記憶が刻まれると思っています。もしかすると、写真よりも多くの記憶を刻んでいるのかも。それはそれは曖昧な記憶だけど、その曲を聴いていた時の心の動きとか、感情とか、誰かのこととか、ものすごく断片的に沢山の点があるようなイメージ。私にとって音楽は、元気になりたい時に聴くというよりも、その沢山の点に包み込まれたいという表現が合っていると思います。

 

 

ほら、だだっ広い海辺に一人ぽつんと立った時とか、真っ暗な中星空に包まれた時とか、そんな感覚に近い。伝わるでしょうか。笑

今日もこうして音楽を聴きながら、言葉を選んで、文章を綴る時間が今聴いている音楽の中に、また一つの点を作っているのだと思うと・・・深いなぁ。