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入学式 入園式:パパやママだから撮れる写真で大切な日を思い出に残す

春は新生活が始まる季節。お子様が入園や入学を迎えるみなさま、おめでとうございます!この日のために新しいカメラを新調したり、なかなか使うことがなかったカメラを出してみたりするお父様やお母様も多いはず。 もちろん、スマートフォンでお子様の素敵な姿を写真で残したいとお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。 大切な日のお写真は、どんな写真だって宝物になるでしょう。今回は普段からご家族の日常に密着をして撮影をしているカメラマンの視点で、お父様やお母様だからこそ残すことができる思い出の切り取り方をご紹介いたします。


 
1.ストーリーで残す




たとえば幼稚園や小学校の前で背筋を伸ばして立ってポーズを決めているお子様のお写真を想像してください。記念写真として残すことで、お子様の健やかな成長を残す大切な1枚になるでしょう。ですがもしその前後に、お母様がお子様のお洋服を整えるシーンや通園・登校の時間、ご自宅で着替えている写真が残っていたらいかがでしょうか。きっと「この時こんな会話をしていたな」「実はネクタイをずっと嫌がっていたけど頑張ったよね!」なんて、その1枚には写っていない声や空気も残す事ができるはずです。
 
2.「こんな瞬間?」が思い出になる



お父様やお母様は毎日お子様と一緒にいるので、お子様が朝起きた時や朝食をとる様子、着替えをする姿など見慣れている光景かもしれません。ですが、入園・入学式の朝はその日だけです。お子様がわくわくしていたりちょっと緊張している表情や、上手に正装に着替えられないぎこちない様子などもその日だけのかけがえのない瞬間ではないでしょうか。そういった日常的な中でもなんだかちょっといつもと違う写真が将来かけがえのない宝物になるのです。
 
3.残しておきたい特別な表情がいつも写真で残せない



いつも一緒に過ごしているからこそ、お父様やお母様なら今日という日の特別な表情に気がつくことができるのではないでしょうか。もしかしたらそういった表情はほんの一瞬の出来事で写真におさめることはできないかもしれません。むしろ、必ずしも表情を写真に残しておく必要があるのかというとそうとは限らないと思います。ファインダーや液晶越しからだけではなく、しっかりとお子様と目をみて過ごす事がその日を大切に過ごす事につながります。
でも、今の表情や出来事を写真に残したいと考えるのであれば思いだせる物や風景を写真に残しておけば良いのです。例えば入学式に向かう時、桜の花を見上げるお子様の表情がいつもと違って見えた時、「写真に収めたい」そう思ったのであれば、そんな時はしっかりその表情は目で見ておいて、その桜の木や風景を写真に残しておくことができれば後から見返した時にきっとその子の表情やその時あなたが抱いた感情も思い出す事ができるでしょう。
 
4.見返した時に良いと感じる写真の残し方



「家族にとっての良い写真」を撮るという意識を大切にしてみてください。そのご家族にとって、かけがえのない瞬間を思い出せる1枚を残す事ができたのであれば綺麗な写真であるということはどこまで重要なのでしょうか。プロのカメラマンであれば明るくてピントがあっていてドラマティックにシーンを残してもらせるかもしれません。しかし、同じクオリティの撮影ができなくても、あなたがこの瞬間が好きだと感じて考えて切り取った瞬間はあなたにとって、そしてご家族にとって良い写真として残り、そこには何にも変えることができない付加価値がつくのです。
 
まとめ

学校の入学式の看板の前でポーズを決めた写真ももちろん大切な一枚です。ですが、それだけではなくその前後のストーリーやお父様やお母様も写っているお写真そして1日を通して見せてくれるお子様の様々な表情を切り取っていくことが、喜びが詰まった今日という日を残すことに繋がるはずです。なんとなくではなく「いいな」と思った瞬間を切り取り、その時間を楽しんでみてください。そのお写真は何年 何十年先の未来もお父様やお母さまが撮ったという価値を含め宝物であり続けていくのではないでしょうか。



【写真】江守勇人
 
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江守 勇人 / 木島 夕貴

151画フォトグラファー兼ライターの二人組。プロフェッショナルとして写真や日常というキーワードと日々向き合い、様々なことに見つめ直しています。

日常風景の出張撮影 「151画」
“ 何気ない一日が、宝物。” をコンセプトとし、
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